2019年7月11日木曜日

どこまでも続く ミルクロード

7月に入っても安定しない天気が続いています。
週末にはまた雨の予報が出ていますので、からっと晴れた夏空が続く天気が恋しく感じます。

さて、夏の観光最盛期、北海道にも今年もたくさんの観光客の方が訪れています。
ある調査によるとグローバルな人気で世界のベストテン入りをしているのが京都だそうですが、国内では北海道が連続10年トップだとか…。

その理由は、まずは「グルメ」、
根室では最近花咲ガニが解禁になりましたが、これから続々北海道の美味しい食材が登場してくる季節になります。

2番目の魅力は、やはり「大自然」がランク入りしています。
ちょっぴりお天気に左右されますが、まさに大自然といった気分をたっぷりと味わうことができる北海道です。

これからの季節は、大自然の中を風を感じてのドライブは最高ですね。
よく地平線まで続くまっすぐな道路を車で走るシーンが外国映画などで見られますが、それに比べると若干規模は小さいながらも、どこまでも続く魅力的な直線道路が、北海道にはたくさんあります。

<真っ直ぐ伸びる道路>

有名なところで日本一長い直線道路、国道12号線の美唄市から滝川までの道路は、29.2キロが直線道路です。
ただこの道路は、車も多く市街地を走りますので信号機もありのんびりと景色を楽しみながらというわけにはいかないようです。

国道12号線には及びませんが、景観がよい道路としてオホーツク海沿いの小清水町から斜里町の峰浜まで続く国道334号線+斜網広域農道28.1キロの道路があります。
最近「天に続く道路」として売り出し中で、こちらは知床連山・オホーツク海を見ながら一直線の道路を走ることができます。

残念なことはこの道路も一部斜里郊外を走りますので、この部分だけは車も多く、のんびりと景色を楽しみながらはちょっぴりNGです。
斜里市街を抜け、峰浜からの斜網広域農道の部分は、アップダウンの道路が続き、前方に見えるウナベツ岳までまっしぐら感を味わうことができます。
(最近はこちらも観光の車が多くなってきました。前方には十二分に注意してください! また時折パンダカーも見受けられますのでスピードは控えめに!)

では全線景観を楽しみながらゆっくり走れるお勧めの直線道路はというと、それは根釧台地を走る道路です。
根釧台地の広大な牧草地を縦横に貫く道路は、格子状の防風林がひろがり、それに沿って道路がまっすぐに敷かれています。

特に地球が丸く見える330度の大平原パノラマを楽しむことができる開陽台から東方向の町道北19号道路までの道路、通称「ミルクロード」はお勧めです。
この道路は防風林を左右にかき分けるように、なだらかなアップダウンがまっすぐに続いていて、これぞ北海道という気分にさせてくれます。

ただ時折、農耕車が走っていることがあります。
また、牛や鹿の横断、極々まれに熊もこれらの道路を利用します(?)ので運転される方は、くれぐれもスピードの出しすぎに注意してドライブをお楽しみください。

北海道には、「〇〇道路」と名のついた魅力的な道路がまだまだたくさんあります。
道の駅の観光案内所などで情報を仕入れるのもいいかも…。

どうぞ景色を楽しみながらも運転にも集中して北海道のドライブを楽しんでください。