2020年5月11日月曜日

桜前線のバトンタッチ

今年は、新型コロナウイルスの影響で、いつもと違った季節の変わり目を迎えましたが、北海道の春を告げる使者 桜前線はいつものようにバトンを受け継ぎながら順調に少し駆け足で北上してきました。
そしてゴールデンウィークも終わり、ようやくこちらでもその姿が見えてきました。

日本の桜はソメイヨシノが一番多いといわれていますが、寒さに弱く北海道でも美唄市が北限といわれていますので、こちらでバトンを受け取るのはエゾザクラ、チシマザクラになります。

ソメイヨシノの枝いっぱいに大きな花びらをたくさん咲かせる姿は、とても美しく艶やかだと思いますが、花びらが咲くと同時に紅い葉の芽が咲き、ソメイヨシノより濃い紅色のエゾザクラや咲き始めは淡いピンク色で満開になると白くなるチシマザクラもまたソメイヨシノの艶やかさとは違った美しさがあります。

桜前線のバトンを受け取った桜たちは、ここぞとばかり華やかに咲き乱れ私たちを楽しませてくれます。
今年は大勢で桜を楽しむことはできませんが、それでも道東の春を大いに楽しみたいと思います。

桜が終わると北海道は、新緑の時期を迎えます。
今年はそれも気軽に楽しむ状況ではないようですが、一日も早くこの状況が終息し、気軽に季節の移り変わりを楽しめるようになってほしいですね。

2020年4月8日水曜日

裏摩周湖と神の子池

4月に入り日差しも和らぎ、辺りも一気に春の気配を感じるようになってきました。
今年の桜前線は少し駆け足のようですが、中標津に到着するのはまだまだ先になります。

日本気象協会の予想によると、中標津には今月末から始まる大型連休後になるようです。
新型コロナウィルスが心配ですが、気分転換にちょっぴりお花見を楽しめるような状況になればいいですね。

これから北海道は、大型連休を境にして、春の観光シーズンの幕開けになります。
例年いろいろなイベントが催されたくさんの方が訪れるのですが、こちらも新型コロナウィルスの影響が心配なところです。

近場では摩周湖中標津線の峠付近にある裏摩周湖展望台のゲートも4月下旬頃には解除になります。
裏摩周湖展望台では、表とはまた違ったひっそりとたたずむ神秘的な摩周ブルーを楽しむことができます。

展望台下の清里町側には、摩周湖の地下水が湧き出ていると言われる「神の子池」があります。
山奥にひっそりと佇む青い池の中に倒木が化石のように沈んでいる姿は、とても神秘的で不思議な美しさを醸し出しています。

なんとか早く新型コロナウィルスが収束して、この美しい景色を気軽にみんなで楽しめるようになってほしいものです。

<摩周湖の透明度>

摩周湖は、かつては41.6メートルの透明度で世界一を記録したこともありました。
現在の透明度は、15~30メートルで推移しています。

原因は内壁面の崩落・増加した観光客を乗せた車の排気ガス等々原因は考えらるようですが、決定的な原因は不明のようです。

つい最近まで原因の追究と対策を公的機関が行っていましたが、研究機関の方針変更などにより、保全に関する事業が縮小となりました。

摩周湖を抱える5町では、「神秘の摩周湖」を守るという観点から「摩周湖環境保全連絡協議会」を設立し、かつての摩周湖ブルーを取り戻すために環境保全に取り組んでいます。


2020年3月11日水曜日

ご当地ナンバー「知床」

新型コロナウィルスが世界中に広まりを見せています。
北海道でも毎日感染情報が報道されていて閉塞感いっぱいの毎日ですが、一日も早く終息に向かってほしいと願うばかりです。

さて、暗い話から始まりましたが、ちょっぴり明るいニュースを…。
この5月から、地方版図柄入りナンバープレートが中標津でもお目見えすることになりました。

地域の風景や観光資源を図柄にした地方版図柄入りナンバープレートは、2008年10月から
交付が始まりました。
北海道では、従来7つのナンバープレートがありますが、「苫小牧」「知床」のご当地ナンバーがこの5月に加わります。

中標津町も「知床」ナンバーの対象地域に入っており、いよいよ「知床」がついたナンバーの車が町内でみられることになります。
初めはちょっぴり違和感があるかもしれませんが、ご当地の走る広告塔としてはとても効果がありそうです。

「知床」ナンバーは、中標津町の他、羅臼町・標津町・別海町・斜里町・清里町・小清水町の7つの町が対象になっています。
今後は、知床ナンバー以外の他町村で走るとき、地域がより限定されますので、今まで以上に慎重な運転を心がけたいものです。

尚、ナンバープレートの種類は、図柄が入らない通常バージョンの他・フルカラー図柄・モノクロ図柄の3パターンがあります。
今後、車を購入する際、番号を決めるのに加え、プレートの種類の選択にもちょっぴり悩みそうです。